
アメリカ連邦最高裁は6日、パスポートに記載する性別を「出生時の男性または女性に限定する」としたトランプ政権の方針を認める判断を示しました。
アメリカでは、バイデン政権下の2022年に、パスポートの性別欄で「M(男性)」「F(女性)」に加えて「X」のいずれかを選択できるよう制度が改定され、検討段階だった2021年の時点で、すでに「X」表記のパスポートが試験的に発行されていました。
これに対し、トランプ政権は今年1月、パスポートの性別を申請者の自己申告ではなく「出生時の生物学的な性別」として扱い、「男性」または「女性」に限定する方針を示しました。
その後、ボストン連邦地裁はトランプ政権の方針について、「性的少数者の権利を侵害する」と判断し、自認する性別でのパスポート発給を命じていましたが、最高裁は今月6日、連邦地裁の判断を覆し、政権の方針を支持しました。
最高裁は「パスポート所持者の出生時の性別を表示することは、出生国を表示するのと同様に、平等保護の原則に反するものではない。どちらの場合も、政府は単に歴史的事実を証明しているだけであり、誰かを差別的に扱っているわけではない」との見解を示しました。
これまで、トランスジェンダーをはじめとする性的少数者に対し、過剰なまでに配慮する風潮が先進国を中心に強まっていましたが、行き過ぎた対応を見直そうとする動きが広がりつつあります。
◯【イギリス最高裁】法律的な女性は生物的な女性のみ、トランスジェンダーは含まないと初の判断
◯米グーグルもトランスジェンダーへの配慮など、DEI見直しを宣言 トランプ大統領令準拠に従い
無益な価値観がすべて排除され、誰もが安心して暮らせる真に公平な社会となりますことを心から祈ります。
◯【米国】トランスジェンダー女性のパスポートの性別欄、『女性』から『男性』に変更 「性別は生物学的な男女のみとし、変更は認めない」とする大統領令により
◯【外国人ファーストの国・日本】同性愛を理由に迫害される恐れがあるとして難民認定されたウガンダ人女性、実は偽造パスポートで不正入国していた!! 判決を下した大阪地裁にさらなる批判が殺到
◯【札幌家裁】トランスジェンダーの戸籍上の性別変更、『外観要件』を違憲と判断 手術を受けなくても変更は可能と認める ネット上では批判殺到

コメントを書く