
SBIホールディングスの北尾吉孝社長は、「第4のメガバンク構想」の今後の方向性について、提携している地方銀行から出資を引き揚げる可能性があることを明らかにしました。
SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は、「第4のメガバンク構想」で進めている地方銀行との資本業務提携について、現在の提携先から出資を引き揚げる可能性もあると明らかにした。新たな出資先の拡大も探る。 https://t.co/D2O9QUNZun
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) October 31, 2025
SBIはこれまで、福島銀行、島根銀行、じもとホールディングス(傘下2行)、清水銀行、東和銀行、東北銀行など10地銀と資本業務提携を結び、金融商品やデジタル化のノウハウを提供してきました。
しかし北尾吉孝は、31日に行われた決算会見で「経営資源には限りがあり、出資比率や提携の進み具合を見て濃淡をつける。助けられるところは助けてきたが、場合によってはやめるかもしれない」と述べ、これまで出資してきた地方銀行との資本関係を見直す可能性に言及しました。
その上で、「資本関係を持たなくても、地域金融機関とのつながりは急速に増えている」と述べ、今後は出資にこだわらず、商品やシステムの提供など業務面での連携に軸足を移す考えを示しました。
◯SBI HD 第4のメガバンク構想 出資ありきでなく業務連携を検討
北尾吉孝は、「経営難に陥った地方銀行を再生する」という建前のもと、第4のメガバンク構想を進めてきましたが、実際にはSBIの金融サービスを各行に導入させ、さらに銀行が保有する有価証券の運用を引き受けることで、地方銀行の資金を吸い上げてきました。
こうした経緯から、今後、どのような形で地方銀行と連携を図っていくのか注目されています。
地域の活性化につながる有益な取り組みが、全国各地で行われますことを心から祈ります。
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