
米アマゾン・コムが、商品の仕分けや梱包、発送などの工程でロボットの導入を拡大し、2033年までに60万人以上の新規雇用を代替する計画を進めていると報じられました。
ロボットで60万人雇用代替計画 - アマゾン、配送で眼鏡型端末活用https://t.co/8w0mDVshwZ
— 共同通信公式 (@kyodo_official) October 23, 2025
ニューヨーク・タイムズによると、アマゾンの従業員はアメリカ国内だけで約120万人に上りますが、今後、倉庫での作業を担うロボットの導入をさらに拡大する方針を示しているとのことです。
これにより、最大で60万人以上を新たに雇用せずに済むようになると報じられていますが、アマゾン側は「社内の一部署の見解に過ぎず、不完全なもので全体的な採用戦略ではない」「ロボットは人間の代替ではなく補完する存在だ」とコメントしています。
また、アマゾンは22日、配送員が着用するメガネ型端末「スマート・デリバリー・グラス」を公開し、レンズに内蔵されたスクリーンに道順が表示されるほか、荷物のコードをスキャンしたり、配達完了の写真を撮影したりできると説明しています。
これまでドライバーは、荷物や携帯端末などで手がふさがっていましたが、このメガネ型端末を着用することでスマートフォンのように下を向く必要がなく、両手の自由を保ちながら作業できるようになります。
この端末は、来年から北米で本格的に導入される予定とのことで、荷物仕分け用のロボットとともに、従業員の作業負担を軽減できるものとして期待されています。
また、アマゾンのアンディ・ジャシーCEOは今年6月、AIの導入によって今後数年間でホワイトカラーの従業員数を縮小させたい考えも示していました。
◯アマゾン社員、AIが雇用を奪うというアンディ・ジャシーCEOのメモを非難…社内のSlackメッセージを入手
先端テクノロジーが正しく用いられ、誰もが安心してより快適に暮らせる社会環境が整備されますことを心から祈ります。
◯【トランプ政権】関税費用をサイト上の商品に表示させるアマゾンを「敵対的」と非難 ジェフ・ベゾスに直接電話をかけて抗議 アマゾンは即時撤回
◯アマゾンジャパンに3500万円の賠償命令 中国の偽造品を削除せず、正規品メーカーに莫大な損害を与える 一時は正規品を削除
◯ハリウッドの主要タレント事務所、動画生成AI『Sora2』が知的財産権を侵害したと批判する声明を発表「これは革新ではなく搾取だ」

コメントを書く