
今年に入り、老舗のアイドル雑誌が相次いで休刊を発表していることが分かりました。
【アイドル誌の休刊相次ぐ 要因は】https://t.co/JTgOAs1qJB
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 19, 2025
ワニブックスの月刊誌「WiNK UP」は、主にジャニーズのアイドルグループやタレントを紹介する、女性ティーン向けの雑誌でしたが、2025年6月号をもって休刊となりました。
ワン・パブリッシングの隔月刊「POTATO」も、2025年9月号を最後に休刊し、ホーム社発行の「Duet」も2025年12月号を最後に休刊すると公表しました。
麻布台出版社の月刊アイドル誌「ポポロ」も、2024年7月22日発売の9月号をもってすでに休刊となっています。
これらの雑誌はいずれも女性向けで、旧ジャニーズのタレントを中心に取り上げていた、いわゆる「5大ドル誌」と呼ばれており、現在残っているのは集英社の「Myojo」だけとなっています。
「WiNK UP」を発行していたワニブックスは、休刊の理由について、用紙代や配送費の高騰、書店の減少に加え、デジタル技術の発展によって、タレント事務所やタレント本人が自らさまざまな形で情報発信できるようになり、読者も出版物とは別の媒体で情報を得ることが当たり前になったためと説明しています。
また、ある出版関係者によると、雑誌の撮影にはスタジオやスタイリスト、ヘアメイク、カメラマン、ライターなどが必要となり、数ページ作るだけでも高額なコストがかかるため、”雑誌を出すだけ赤字”という状況に陥るケースが目立っているとのことです。
アイドル研究家の上岡磨奈は、消費者側の購買スタイルの変化に加え、あらゆることがスマートフォンだけで完結するようになった時代背景も影響していると分析しています。
加えて、現在も刊行中の「Myojo」については、「ジュニアデータカード」のような付録の導入や、「ちっこいMyojo」と呼ばれるコンパクト版の出版により、持ち運びができるという付加価値を提供したことで人気が持続しているのではないかと推測しています。
その一方で、あるライターは単なるコストの問題だけでなく、旧ジャニーズ事務所の性加害報道により、人気タレントの退所やファン離れが進んだことが一つの大きな要因ではないかと述べています。
人々を幸福にする文化や芸術が発信される、健全な社会となりますことを心から祈ります。
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