【イタリア】暴風雨がメガソーラー発電所を襲い、約1万2500枚の太陽光パネルが壊滅状態に ゼロからの再建を要する

【イタリア】暴風雨がメガソーラー発電所を襲い、約1万2500枚の太陽光パネルが壊滅状態に ゼロからの再建を要する

イタリア北部のロンバルディア州で8月28日、激しい嵐と竜巻が発生し、メガソーラー発電所が壊滅的な被害を受けました。

◯Youtube Maltempo, tromba d’aria colpisce la zona tra Verretto e Casatisma: tetti scoperchiati e crolli

◯画像:旅行のとも より

ロンバルディア州パヴィア県ヴェレットでは、旧採石場跡地に設置されたメガソーラー発電所がほぼ全壊し、およそ1万2500枚の太陽光パネルが折れ曲がったり、吹き飛ばされたりしました。

このメガソーラー発電所は12ヘクタール、東京ドームおよそ2.6個分の広さがあり、年間約400万kWhを生産できる規模でしたが、金属の支柱も倒壊しており、ゼロから再建しなければならない状況とのことです。

イタリア各地では大雨や嵐、竜巻の影響で住宅の屋根や瓦が吹き飛ばされたり、倒木や道路の冠水、建物の浸水、土石流などの被害が相次いでいます。

太陽光パネルは災害で浸水や破損しても、光が当たれば発電を続けるため、破損部分に触れると感電する危険があり、火災発生時には消火活動も困難になります。

さらに、パネルには鉛やセレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、破損すると土壌や水質を汚染するおそれがあります。

太陽光発電のリスクがさらに周知され、誰もが安心して暮らせる環境が整備されますことを心から祈ります。

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