
鹿児島県は、記録的な豪雨により住宅の浸水被害などに加え、農業被害額が総額64億5000万円に上ったと発表しました。
【大雨】農業被害額64億円超・住宅浸水700棟以上 JR九州は一部区間で再開見通し発表
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— 鹿児島 KYT ニュース (@KYT_4chNEWS) August 15, 2025
鹿児島県によると、16日午前10時時点で土砂崩れにより1人が死亡したほか、霧島市と姶良(あいら)市であわせて5人が軽傷を負ったとのことです。
住宅被害は、霧島市と姶良市でそれぞれ1棟が全壊したほか、両市を中心に床上・床下浸水が1100棟以上確認されています。
また、姶良市内を流れる網掛川や、鹿児島市内の思川など6つの河川で周辺が浸水し、崖崩れが11件、土石流が5件確認されています。
さらに国道や県道では、路肩の決壊などにより16カ所が全面通行止めとなり、鉄道の線路の土台が崩れる被害も出ています。
水田への土砂の流入や、田んぼに水を引く用水路が土砂で埋まるなどしており、農地や農業用施設などの被害は、金額にして少なくとも64億5000万円にのぼる見込みです。
鹿児島県議の湯浅しんたろうは8日、県内の豪雨被害の様子をインスタグラムに次々とアップしており、メガソーラー施設が大きく損壊していることを明らかにしました。
メガソーラー施設には、土砂崩れや下流での洪水リスクを抑えるために雨水を一時的にためる「調整池」が設けられていますが、湯浅県議によると、今回被害を受けた施設の調整池は過去に2度、災害を引き起こしたとのことです。

今回の豪雨被害を受け、石破総理は鹿児島県を含む12の県を激甚災害に指定する見通しで、復旧費用に対する国の補助率が引き上げられる可能性があるとのことです。
◯【大雨】農業被害額64億円超・住宅浸水700棟以上 JR九州は一部区間で再開見通し発表
一刻も早く復旧作業が進み、被害者たちが日常を取り戻すことができますよう心から祈ります。
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