【クマ被害】隈研吾が設計した『広重美術館』、木製屋根が劣化しアルミ製に改修へ

【クマ被害】隈研吾が設計した『広重美術館』、木製屋根が劣化しアルミ製に改修へ

隈研吾の設計した「那珂川町馬頭広重美術館」が劣化している問題で、屋根を木製からアルミ製に改修することが判明しました。

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栃木県の「那珂川町馬頭広重美術館」は、不燃処理を施した地元産の杉を木製ルーバー(羽板)に使い、建物全体を覆うことで、自然豊かな景観に溶け込むよう設計されました。

同美術館は、2000年に12億円をかけて建設されましたが、5年ほど前から木製ルーバーが風雨によって劣化し、腐食が始まっていると指摘されていました。

これを受けて町は、2024年2月に改修を決定し、費用が高額になることを見込み、財政への負担を抑えるためクラウドファンディングでの資金集めを行なっています。

当初、隈研吾側との協議では、屋根について、木製ルーバーへの交換が検討されていましたが、工事費用の見積もりは2億円を超え、さらに防腐塗料の塗り直しにも10年ごとに約1億円かかることが判明したため、町は最終的に、2000万円ほど割高になるものの、耐久性に優れたアルミの建材で代用することを決定しました。

アルミの表面には木目調の加工を施し、外観の印象が変わらないよう工夫される予定で、外壁にはこれまで通り杉のルーバーを使用するとのことです。

今回の改修について福島町長は「老朽化による安全性の確保ということで改修を決めた。(隈氏の事務所から)アルミを使う方法もあると提案を受け、将来的なコストと(腐らないという)安全性から工費は少し高くなるが採用することにした。外観は限りなく木に近づけると聞いている」と説明しています。

一方、美術館友の会の藤田会長は、「外観が全部木というのが特徴の美術館。結果を見ないと何とも言えないが、年月を経て木とアルミの部分に差が出てこないか心配している」と話しています。

また、隈研吾本人は、メディアの取材に対し「(ルーバーの)定期的な取り換えが必要ということは最初に伝え、(建設当時の)町長も了解していた」とし、「屋根はアルミだが壁は地元産材を使う。(一見してもわからないようにする)技術も進歩している。雰囲気を壊さないことが大切だ」と語りました。

これまで隈研吾は、自治体や企業の建物を数多く手がけ、世間から大きく持て囃されてきましたが、ここに来て老朽化の問題が相次いで報じられ、批判の矢面に立たされています。

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あらゆる分野で真に優れた技術が確立され、誰もが安心して暮らせる社会となりますことを心から祈ります。

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