
アマチュアボクシングの新統括団体「ワールド・ボクシング(WB)」は、主催大会などへの出場を希望する選手に対し、性別検査の実施を義務付ける方針を発表しました。
ボクシングで性別検査導入へ 五輪金ヘリフも対象https://t.co/eTtmQ5Sqqs
— AFPBB News スポーツ (@afpbb_spo) May 31, 2025
パリ五輪では、アルジェリアのイマネ・ヘリフが男性の性染色体を持ちながら女子ボクシング66キロ級に出場し、他の女子選手を圧倒的な力の差でねじ伏せて金メダルを手にしたことが大きな波紋を呼びました。
また、パリ五輪の女子57キロ級では、台湾のリン・ユーティンが世界選手権で性別検査に不合格となっていたにもかかわらず、ヘリフと同様に出場を認められ、対戦相手の女子選手やコーチらから不満の声が相次ぎました。
◯【パリ五輪】ボクシング女子66キロ級、男性の性染色体を持つ『イマネ・ヘリフ』が金メダルを獲得 全世界から批判殺到
◯【パリ五輪・女子ボクシング】性別検査で過去に失格となった男性の性染色体を持つ選手が2名出場 女性選手が命の危険に晒され批判殺到 胸を触るなどセクハラ行為も
この事態を受け、ワールド・ボクシングは「参加者の安全を確保し、公平な競技環境の提供を目指す」と表明し、性別適格検査の義務化に加えて、イマネ・ヘリフが検査を受けるまでは女子の試合への出場を認めない方針を、同日付でアルジェリア連盟に通知したとのことです。
新しい方針の下では、18歳以上の選手が競技への参加を希望する場合、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)による遺伝子検査を受け、生まれたときの性別と競技資格を確認するとしています。
PCR検査は、わずかなDNAサンプルから大量のDNAを複製できるのが特徴で、検査の結果、Y染色体が確認された場合は、生物学的な性別を「男性」と判断するとのことです。
これを受けて、ネット上では「気持ちでどうにかなるものではない。最重量級なのに気持ちは最軽量だから最軽量でやるといっても通らないしやろうとするのもやらせるのもおかしいと思うし対戦相手は危険で迷惑で不公平だと思う」「 大勢の女性アスリート達が明らかな不利益を被っているのに、多様性とかの為に1部の声がデカい連中の屁理屈なんか聞く必要は全く無い」「パスポートの性別云々関係ないし差別でもないので二人とも早急に検査すべし。疑いが晴れればそれでよしだし、パス出来なければ男子競技に出ればいい」といった声が投稿されています。


不正や不条理が一掃され、世界中でフェアなスポーツ競技が行われますことを心から祈ります。
◯【パリ五輪】ボクシング女子、男性の染色体を持つ選手2名が圧勝で決勝進出 対戦相手はリング上で『Xポーズ』で抗議行動 決勝戦は男子どうしの対決に
◯【パリ五輪】ボクシング女子・66キロ級の準々決勝で、男性の性染色体を持つイマネ・ケリフがハンガリーの選手に5-0で判定勝ち ハンガリーがIOCに抗議しても反応なし
◯【トランプ次期大統領】就任初日に「トランジェンダーの狂気を止める」と宣言「性別は男性と女性の二つしか存在しないというのが、米政府の公式方針となる」
コメントを書く