X(旧Twitter)で世界中な通信障害が発生 原因は未だ公表されず

X(旧Twitter)で世界中な通信障害が発生 原因は未だ公表されず

23日から25日にかけて、X(旧Twitter)で世界的な通信障害が発生しました。

ネットワークの不具合は5月22日頃から続けて報告されており、ログインできない、投稿が表示されない、DMが送れないといった問題が次々と発生しました。

「ダウンディテクター」によると、24日のピーク時には不具合の報告が2万件を超えましたが、同日夕方に約200件ほどにまで減少し、現在はほぼ復旧したと見られています。

通信障害は、オレゴン州のデータセンターで発生した火災が原因だと見られ、バッテリーを設置していた部屋に煙が充満していたと報告されています。

この事態を受け、イーロン・マスクは「24時間体制で職場にこもり、会議室やサーバールーム、工場で寝泊まりする生活に戻っています。いまはXとxAI、それにテスラに全力を注ぐ必要があります(来週はスターシップの打ち上げも控えています)。というのも、非常に重要な技術の導入が間近に迫っているからです。今回の通信障害が示すように、Xの運用体制には大幅な改善が求められており、本来作動すべきフェイルオーバー(予備系統)も機能しませんでした」とX上でコメントしましたが、障害の原因は明らかにしていません。

イーロン・マスクはツイッターを買収した際、全従業員の8割にあたる6000人以上を解雇し、その中にはインフラの維持やセキュリティ対策を担っていた技術スタッフも多く含まれていたため、運用体制の弱体化が指摘されていました。

しかもイーロン・マスクは、言論の自由を強調しながらも、今年に入ってから「ネガティブな投稿の氾濫」を抑えるため、アルゴリズムを改変すると発表、「より情報価値があり、娯楽性の高い投稿を優先的に表示する」との方針を示しました。

フロリダ在住のAI専門家エド・クラッセンスタインは、イーロンの方針について「バイデン大統領の時にはXがネガティブな投稿を実質的に“報奨”していたのに、トランプ政権になるとそれを“罰する”方向に変えるなんて、タイミングがあまりにも興味深いですよね」と指摘しています。

また、他のユーザーからも、「ニュース記事の多くが“ネガティブ”と見なされかねず、重要な投稿が埋もれてしまうのでは」と懸念の声が上がっていました。

実際、X上では人々が知るべき重要な情報が埋もれていく一方、トランプを称賛する投稿のインプレッションだけが不自然に伸び、トランプやイーロンを批判するアカウントは次々とシャドウバンされるような状況が続いています。

こうしてイーロン・マスクへの信頼が揺らぐなか、ハッキングフォーラム上でハッカーのThinkingOneが、Xから28億件を超えるユーザー情報が流出したとの事案を明らかにしました。

◯Twitter(X)のユーザー 28億件分の情報漏洩の可能性-元従業員による内部犯行か

これは、2023年に発生した2億件規模の漏洩と合わせて、ソーシャルメディア史上最大級の情報流出と見なされています。

ThinkingOneによると、今回の情報漏洩は、X社が大規模なレイオフを行った際、不満を募らせた内部関係者が関与した可能性が高いとのことで、イーロン・マスクの強引なやり方が多くの人々の反感を買っている状況が浮き彫りになっています。

真に人々にとって役に立つ情報プラットフォームが確立されますことを心から祈ります。

◯イーロン・マスクがTwitterの閲覧制限を実施 一時的な緊急措置と説明するも、“政治的な言論弾圧”を疑う声が殺到

◯【言論弾圧】イーロン・マスクを批判した複数のXアカウントで、閲覧数が大幅に減少していることが判明 米インフルエンサーらが甚大な被害を訴える

◯X(旧Twitter)のコミュニティノート、政府や製薬会社によって『言論弾圧』に利用されていることが判明 「Wikipediaと同じく、金で作業員を雇う勢力が跋扈する領域となった」

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