自民党、夫婦別姓法案の提出を見送り方針を固める ネット上では「自民党の選挙対策の一環かも」との声

自民党、夫婦別姓法案の提出を見送り方針を固める ネット上では「自民党の選挙対策の一環かも」との声

自民党は、選択的夫婦別姓制度に関する独自法案を今国会に提出する予定でしたが、見送る方針を決定しました。

自民党の幹部によると、党内には推進派と慎重派の両方の意見があり、夫婦別姓の代わりに検討している「旧姓の使用拡大案」の制度作りにも時間がかかるため、急いでまとめるべきではないという判断に傾いたとのことです。

選択的夫婦別姓が導入されると、100以上の関連法に影響が出る可能性がある上、「夫婦と子供が同じ戸籍に入り同じ名字を名乗る」という、今の戸籍制度の基本的な仕組みが変わってしまう恐れもあるため、自民党内では議員立法ではなく、政府が提出する法案で対応すべきだという意見も出ています。

また、立憲民主党は先月30日に、夫婦別姓の導入に向けた法案を提出しましたが、国民民主党や日本維新の会も個別に法案を提出する方針を示しており、野党間で足並みがそろっていないことから、夫婦別姓制度の今国会での成立は厳しいと見られています。

◯自民党が夫婦別姓の独自法案提出を見送りへ、立民案には反対方針 今国会成立厳しい情勢

今回、自民党が法案の提出を見送った背景には、夏の参院選を前に、党内や支持層の分断を避けたいという思惑があるとみられ、ネット上では「自民党の選挙対策の一環かもね。参院選終わったら元に戻す可能性もある」「制度には偽装結婚や家族の一体感の希薄化、子供への影響など多くの懸念があり、導入後に問題が起きても日本の政治家は責任を取らず放置されることが目に見えています」といったコメントが投稿されています。

また夫婦別姓は、結婚詐欺などの犯罪に悪用されやすい制度だとして、「妾や愛人など、法律上は他人である者と正妻との区別がつきにくくなり、詐欺などの犯罪につながるおそれがある」「今は選択的夫婦別姓だけが議論されているように見えるが、この制度が導入されれば、いずれ通名を戸籍名にする動きが必ず出てくる」とも指摘されています。

◯Yahoo!ニュースコメント欄

国民にとって真に益となる政治が行われますことを心から祈ります。

◯【立憲民主】『選択的夫婦別姓』の導入を呼びかける動画をXに投稿 批判が殺到し、こっそり動画を削除していたことが判明

◯【宇多田ヒカル】新曲『Mine or Yours』で「令和何年になったらこの国で夫婦別姓OKされるんだろう」と歌い、批判殺到 フリーメーソン説がさらに有力に

◯堀江貴文、辛坊治郎、古市憲寿が一斉に「戸籍制度の廃止」を訴え 『維新の会』創設者・橋下徹の主張に肩入れ

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