
中国のネット通販大手「SHEIN(シーイン)」が、免税措置の廃止に伴いアメリカ向けの製品を最大で377%値上げしたと発表しました。
中国ネット通販SHEIN、米国で最大377%値上げ-関税が消費者直撃 – Bloomberg https://t.co/PRpiTAmnLU pic.twitter.com/uN2ABZ2cLi
— 世界四季報 (@4ki4) April 27, 2025
これまでアメリカ政府は、海外からの通販商品が800ドル以下の場合、関税を免除する「デミニミス・ルール」を適用していましたが、「SHEIN」や「Temu」といった企業がこの制度を多用していることを問題視し、5月2日をもってこのルールを撤廃することを決定しました。
これに伴い、中国や香港から送られる商品には、120パーセントの関税、または1個あたり100ドル(6月1日以降は200ドル)の関税が課されることになります。
ブルームバーグの集計によると、SHEINは今月25日、美容・健康分野の上位100品目を平均で51%、キッチン用品や玩具を30%以上、婦人服を8%値上げし、キッチンタオル10枚セットに至っては377%もの値上げを行ったとのことです。
このようにトランプ政権が中国の格安製品を抑え込むために様々な対策を講じることで、中国の「SHEIN村」と呼ばれる縫製工場地帯では、仕事の依頼が激減していると報じられています。
誰もが安心して暮らせる豊かな社会となりますことを心から祈ります。
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