
ミャンマー中部を震源とする地震により、建築中だった高層ビルが全壊した問題で、法定基準を満たさない低品質の鉄筋が使われていた疑いが浮上しています。
タイのビル倒壊 低品質の違法鉄筋使用疑いで当局が調査開始 中国企業が施工請け負いhttps://t.co/uCyV2wXCBf
タイ警察は30日、現場近くの臨時事務所から書類を持ち出した疑いで、複数の中国人男性を拘束し、所持していた書類を押収した。建設に関する情報を隠そうとした可能性があるとみている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 31, 2025
問題のビルは、中国国営企業「中鉄十局」の子会社と、タイ最大手のゼネコン「イタリアン・タイ・デベロップメント」によって建設が進められていましたが、28日の地震発生直後、建物全体が一気に垂直に崩落しました。
この事故により、31日までに11人の死亡が確認され、79人が未だ行方不明となっています。
【速報】ミャンマーでM7.7の大地震 タイ・バンコクで建設中とみられる高層建築物が倒壊pic.twitter.com/JuWeetJsU2
— NewsDigest by JX通信社 / 地震・災害・ニュース速報 (@NewsDigestWeb) March 28, 2025
建設中のビルがあるバンコクは、ミャンマーの震源地から約1000キロ離れており、震度も3〜4程度と、建物に大きな被害が出るような規模ではなかったことが確認されています。
タイのペートンタン首相は、調査委員会に対し、建物の基礎部分や柱、梁に使用された鉄筋などを調べ、1週間以内に報告書を提出するよう指示したとのことです。
こうした中、ビルの建設に関わっていたとみられる中国人4人が、倒壊現場近くの事務所から建設に関する書類を持ち出し、情報を隠そうとしたところを発見され、警察に逮捕されました。
中国国有企業が建設したバンコク高層ビルを倒壊現場で、中国人4人が侵入し、建設指示書や書類を持ち出そうとして逮捕された。
証拠隠滅だろう? pic.twitter.com/8GUr1TT5SQ— 大翻訳運動 (@daihonyaku) March 31, 2025
これまで中国は「一帯一路構想」を通じて、各国に中国のゼネコンを参入させ、建物や鉄道など多くのインフラ整備を進めてきましたが、悪質な手抜き工事により、倒壊や落下事故が相次ぎ、多くの死者を出す事態となっています。
◯【一帯一路】中国がセルビアに今年7月に改修した鉄道駅 外壁が人々に落下、15人が死亡 前建設相ら12人を拘束
◯一帯一路の工事現場で、倒壊事故や手抜き工事が多発 世界中にリスクをばらまく中国共産党
原因究明が徹底され、同様の事故が二度と繰り返されないことを心から祈ります。
◯【ミャンマー】M7.7の地震が発生、1002人が死亡、2376人が負傷 被災地マンダレーは『中国人に乗っ取られた都市』として知られる
◯【嘘と騙しの中国】『一帯一路』に基づき東南アジア諸国に援助を約束した大規模事業のうち、3分の2近くの約8兆3000億円を履行せず 履行率は35%にとどまる
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