大阪万博の公式ガイドブックに、誤って制作途中のイラストが掲載されていたことが、作者のXの投稿で明らかになりました。


イラストを提供した絵本作家の青山邦彦は26日、「前代未聞な事が起きました!」とXに投稿し、「『大阪・関西万博 公式ガイドブック』で未来都市のイラストを描きましたが、完成品ではなく、制作途中でレイアウト確認用にスマホで撮影し、編集部に送ったものがそのまま掲載されていました! こんな事、30年描いてきて初めてです!」と明かしました。
掲載されたイラストは、飛行機の黄色い部分やヘリコプターの青色が塗られておらず、ビルの窓や木の葉の色もまだ薄い状態だったことが確認できます。


青山邦彦によると、未来都市のイラストを制作する途中で、万博の運営側から「レイアウト検討のために必要」との依頼を受け、途中段階の作品をスマホで撮影し編集部に送付したそうです。
その後、公式ガイドブックを確認すると、完成品ではなく、編集部に送った制作途中のイラストが掲載されていたとのことです。
公式ガイドブックは、今月19日から1冊3080円で販売が開始されており、すでに一般の人の手にも渡っていると見られます。
青山邦彦からの指摘を受け、万博協会は28日、「制作者の方の意図に反して制作途中のイラストを誤掲載した」と認めて謝罪しました。
青山邦彦は「善処して下さる事を切望します!」とXに投稿し、「こんな大イベントのガイドブックに自分の絵が載るなんて滅多にないと、かなりワクワクしていただけに残念です。一石世の中に投じたつもりが、かなりの恥さらしになってしまいました」と心境を明かしました。
大阪万博では、建設工事の遅れや予算の度重なる増加、爆発事故、運営の杜撰さなど、さまざまな問題が明らかになっていますが、ついには運営に直接かかわる人々からも不信を招く事態となっています。
国民の誰にとっても真に有益となる行政が行われますことを心から祈ります。
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