【Google】AIの使用に関する倫理規範を改訂、「兵器にAIを使用せず」という文言を削除

【Google】AIの使用に関する倫理規範を改訂、「兵器にAIを使用せず」という文言を削除

アメリカのIT大手グーグルが、AIの使用に関する倫理規範を改定し、AIを兵器のために使わないとの文言を削除したことが分かりました。

グーグルは、2018年にAIの倫理規範を発表し、「兵器など人の殺傷を目的とした技術や、国際的な規範を超えた監視活動にはAIを使用しない」と明記していましたが、今回の改定でこうした文言を削除したとのことです。

グーグルのジェイムズ・マニーカ上級副社長と、AI研究所「グーグル・ディープマインド」を率いるデミス・ハサビスは4日、連名のブログ投稿で改定の正当性を主張し、「複雑化が進む地政学的情勢の中で、AIの主導権をめぐる世界的な競争が起きている。AI開発は自由、平等、人権の尊重といった価値観に導かれ、民主主義国家が主導すべきだと我々は信じる」「そうした価値観を共有する企業、政府、組織が協力して、人々を守り、世界の成長を促し、国家安全保障を支援するAIを作り出すべきだと確信する」と述べていました。

またメタも、グーグルと同様、規約で自社AIの軍事目的の利用を禁止していましたが、昨年11月にその方針を一転させ、軍事目的のAI使用を許可しました。

◯メタ、軍事目的のAI使用を一転許可 米国向けに基盤技術

こうした動きはトランプ新政権の方針が影響しているとみられ、昨年11月にはトランプ陣営がAI技術の「マンハッタン計画」の草案を作成中だと報じられていました。

◯トランプ氏の側近、「AIのマンハッタン計画」を策定中…AIによるアメリカの利益を最大化するために

AIをはじめとする最先端技術が争いや破壊のためではなく、人類の平和と安全のために正しく用いられますことを心から祈ります。

◯【米トランプ大統領】 反ユダヤ主義の政策を強化する大統領令に署名『反ユダヤ主義の留学生は国外追放』など

◯【ワクチン詐欺、再び】トランプ大統領、孫正義らによる『スターゲート・プロジェクト』を通じ、AIを用いたがん検査・がんワクチンの開発を計画

◯『ダボス会議』常連のCEOら、ホワイトハウス復帰のトランプ大統領に迎合しはじめる 気候変動対策やDEI(多様性、公平性、包摂性)といった取り組みを後回しにする可能性

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment