三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から顧客の金塊を盗んだ疑いで逮捕された事件を受け、各銀行で貸金庫ビジネスの見直しが進んでいます。
銀行に貸金庫管理強化やビジネス見直しの動き みずほ銀は新規受け付けを停止https://t.co/GIvQF3gvHt
— 日テレNEWS NNN (@news24ntv) January 18, 2025
三菱UFJ銀行は、再発防止策として全ての貸金庫室内に防犯カメラを設置するほか、貸金庫を担当する営業課長については異動サイクルを短縮し、登用時に自己破産の有無やFX取引など投機的な取引をしていないかなど、厳格な確認を行うとのことです。
さらに、事件で悪用された貸金庫のスペアキーに関しては、封緘作業を複数の行員で実施する手続きに改め、管理体制を強化しました。
一方、みずほ銀行は16日から、全国の支店に設置されている貸金庫の新規契約受け付けを原則として停止しました。
現在、みずほ銀行では一部店舗の小型化を進めていますが、こうした店舗には今後貸金庫を設置しない方針とのことです。
三井住友銀行では、不正防止を徹底するため、貸金庫のスペアキーを本部で一元管理し、使用時には必ず本部が関与する仕組みに変更しました。
全国の銀行や金融機関でつくる「全国銀行協会」は、加盟銀行に貸金庫の管理体制強化を求める通達を出しており、今後、他の銀行でも見直しが広がる可能性があります。
ありとあらゆる不正行為が厳しく取り締まられ、同じ過ちが繰り返されることのないよう心から祈ります。
◯三菱UFJ銀以外にも、貸金庫から現金など着服した事案が2件発生していたことが判明 金融庁調べ
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