パリ五輪のメダル、塗装が剥がれるなど著しい劣化 選手から100個以上が返送される 製造を担当した造幣局の3人を解任

パリ五輪のメダル、塗装が剥がれるなど著しい劣化 選手から100個以上が返送される 製造を担当した造幣局の3人を解任

パリ五輪のメダルが、授与後まもなく塗装が剥がれるなど著しく劣化し、選手から大会組織委員会に返却されるケースが相次いでいることが判明しました。

パリ五輪のメダルは、高級ジュエリーブランド「ショーメ」がデザインし、パリ造幣局で製造されましたが、受け取った選手からは早々から品質を疑問視する声が上がっていました。

金メダルは1912年の第5回ストックホルム大会まで100%純金で製作されていましたが、現在の金メダルには純金がわずか6gしか含まれておらず、残りは純銀でできています。

劣化の原因は表面の塗料とみられ、これまでに選手から返却されたメダルは100個を超えているとのことです。

この事態を受け、造幣局は対応に追われており、製造を担ったパリ造幣局の生産部門担当者ら3人を解任しました。

レスリング男子で金メダルを獲得した文田健一郎選手も、2021年東京五輪で授与された銀メダルよりも「(パリ五輪のメダルの方が)劣化のスピードが結構、駆け足なんですよね」と話し、交換を考えていることを明かしました。

◯文田健一郎、パリ五輪メダルの交換「考えている。だいぶエイジングが進んで…」 劣化具合が話題に

問題が早急に解決され、勝利した選手たちがメダルを安心して手にできますよう心から祈ります。

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