金融庁の調査により、2019年4月から今年12月20日にかけて、金融機関の職員が貸金庫から顧客の現金などを着服する事案が三菱UFJ銀行の窃盗事件を含め、計3件発生していたことが判明しました。
貸金庫から現金など着服計3件判明 金融庁集計、三菱UFJ銀以外に2件https://t.co/vQ0qRnwKeG
関係者によると、2件は三菱UFJ銀の問題が発覚した今年10月31日以前に発生した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 28, 2024
川内博史議員「三菱UFJ銀行が今回話題になっているが、過去に貸金庫からの窃取事案は、本件以外に金融庁に報告をされていた事があるのか」
金融庁「ございます」あるのかよ。
しかもその件数を答えられず、非公表の事案もあると答弁。
一体何なんだ、金融庁は。 pic.twitter.com/CMhsKzvYd4— umekichi (@umekichkun) December 20, 2024
現時点で金融庁は、残る2件の事案について金融機関名などを公表していませんが、都内のハナ信用組合は今年2月、横浜支店の次長だった男性を懲戒解雇したことを明らかにしています。
この男性職員は貸金庫の鍵を不正に複製し、格納されていた現金を窃取していたとのことです。
こうして貸金庫からの窃盗事件があまり公にされない背景には、銀行側の隠蔽体質に加え、原則として貸金庫への現金預け入れが禁止されていることや、脱税・資金隠匿を目的とする利用が含まれているためではないかとも指摘されています。
三菱UFJの貸金庫からの窃盗事件、日経が「なぜ発覚が遅れて被害額が膨れ上がったか」の種明かししてる。銀行法では禁止されてる現金が預けられてて、元行員は他の客から盗んだカネで穴埋めできた。客は客で、それは裏金(相続税逃れ等)なので大っぴらに言えなかった。どちらも後ろ暗かったんですね。
— 多根清史 (@bigburn) December 20, 2024
金融業界の不正の実態が全て明らかにされ、誰もが安心して利用できる透明性の高い銀行経営が行われますことを心から祈ります。
◯【三菱UFJ銀行】大阪府の支店の副支店長、6代目山口組組長“司忍”を名乗り顧客企業を脅迫 すでに逮捕・起訴 銀行側はこの事件を公表せず
◯三菱UFJ銀行の行員が、客の貸金庫から時価十数億円分の金品を盗み取っていたことが発覚
◯【裁かれる北尾吉孝】きらやか銀行(山形市)、244億円の赤字で頭取と常務が辞任 親会社『じもとホールディングス』の筆頭株主は『SBIホールディングス』
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