中国で習近平による独裁体制が、事実上終了した可能性があるとの情報がネット上で注目されています。
習近平はこれまで、反腐敗キャンペーンを掲げて政敵を次々と排除し、「68歳定年」という暗黙のルールを破り、憲法を改正して異例の3期目に突入するなど、独裁体制を築き上げてきました。
しかし、ゼロコロナ政策や中国経済の崩壊に伴い、求心力を失った習近平に対し、軍が独裁体制の解除に向けて動き出したとされています。
習近平は、中央軍事委員会のトップも兼任しており、これまで「自分がすべての権力と責任を持つ」という「軍事委員会主席負責制」を強調してきましたが、今月9日に「重要な意思決定は複数のメンバーで協議して決め、その後、それぞれの責任者が具体的な業務を遂行する」という「首長分工負責制」を採用する方針を示したとのことです。
つまり、これまでのように一人で全権を握るのではなく、意思決定を集団で行い、権限を分担する形に移行するというわけです。
現在、習近平の独裁体制が終了し、党の集団指導体制が復活したとする発表は確認されていないものの、2024年の後半にかけて、中国共産党や人民解放軍の内部で、習近平の影響力に変化が生じている可能性を示唆する動きが度々報じられ、一時はクーデターが発生したとの噂も拡散されました。
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また、10月28日に開催された中国共産党中央政治局の会議では、公式発表から習近平の思想を象徴する言葉が削除されたほか、人民解放軍内部でも、習近平に近いとされる高官の失脚が相次いでおり、軍内部での権力構造に変動が起きている可能性は十分にあります。
破壊と虐殺を繰り返してきた中国共産党にさらなる厳格な裁きが下され、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
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