中国のファストファッションメーカー「SHEIN(シーイン)」の小包の中に、生きたサソリが混入しているのが発見され、物議を醸しています。
イギリス在住の学生、アロンソ・モッシンガーさんがSHEINでブーツを購入し、届いた商品を開封すると、袋の中に生きたサソリが入っていたそうです。
モッシンガーさんは、BBCの取材に対し「箱を開けると、何かが動いているのが見えました」「最初はおもちゃかと思ったのですが、動いたんです。すごく怖かったです」と話しました。
発見されたサソリは「チャイニーズ・スコーピオン」と呼ばれる種類で、爬虫類を専門とする国の保護センター(NCRW)によって回収されました。
NCRWによると、小包の中からサソリが発見されたのは今回が初めてではなく、10月に入って2回目とのことです。
🇬🇧STUDENT SHOCKED BY LIVE SCORPION IN SHEIN PARCEL
Initially mistakenly thinking it was a toy, she realized the venomous creature was real when it moved.
With help from her flatmates, the scorpion was safely captured and handed over to experts from the National Centre for… pic.twitter.com/hTSxsp6ujj
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) October 11, 2024
しかしSHEINの運営側は「直ちに社内調査を実施し、全ての出荷梱包プロセスは順守されていた」との声明を発表し、自社の非を認めていません。
このSHEIN側の対応を受け、ネット上では「そうやって変なアリとかも入れてるんやろ。 SHEINとかTemuとか輸入禁止にしろよ」「実際に猛毒のさそりが入っていたのに何故堂々と問題ないなんて言えるのだろう? 不思議ですね」「なんの問題もないので 改善も是正もないのだから このままだとサソリが入り続ける可能性があるというわけだな」「悪意と殺意がなければこんな馬鹿げたことは起こりません」といった批判の声が多数投稿されています。
こうしたトラブルは日本でも確認されており、2006年に「しまむら」で中国製のジーンズを試着しようとした女性が、商品の中に入っていたチャイニーズ・スコーピオンに刺され、5日間入院を余儀なくされました。
中国製品のリスクがさらに広く認知され、これ以上の被害やトラブルが発生しないことを心から祈ります。
◯【NHK】中国のECサイト『Temu』や『SHEIN』を絶賛する特集番組を放送し、批判殺到 有害物質の検出、ブランド品の模倣、マルウェアの配布、個人情報の漏洩などを隠蔽
◯【中国ブランド・SHEIN】服に大量のトコジラミが付着、購入者から被害報告 激しい痒みで夜も眠れず
◯中国発のファッションメーカー「SHEIN」、ウイグル族の強制労働に関与している疑いが浮上 商品タグに「Help Me」「Need Your Help」と助けを求めるメッセージ
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