今月22日からロシアで「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国)のサミットが開催され、脱ドル化に向けた取り組みについても話し合いが行われることが判明しました。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると、BRICSの首脳会議には少なくとも32カ国が参加表明し、首脳級では中国の習近平国家主席やインドのモディ首相ら加盟国の首脳、トルコのエルドアン大統領ら24人が出席する予定とのことです。
ウシャコフ大統領補佐官は、今回の首脳会議について外交イベントとしては「最も大規模なものとなるだろう」と会見で述べました。
◯BRICS首脳会議「32カ国参加」ロシア高官が説明、中印も
BRICS加盟国の間では、既に貿易全体の65%が米ドル以外の通貨で取引されていますが、今回のサミットで「脱ドル化」を本格化させるための議論が行われ、「金本位制」に基づく共通の決済通貨の導入を計画しているとも噂されています。
◯ロシアが目論む「金本位制の復活」。BRICS共通通貨は本当に米ドル支配を終わらせられるか
現にブリックス諸国は、かつてない規模で「金」を備蓄しており、近い将来、米ドルの基軸通貨としての地位が揺らぐ可能性もあり得るといった見方も広まりつつあります。
支配層による覇権争いに終止符が打たれ、誰もが安心して暮らせる平和な世界となりますことを心から祈ります。
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