【北海道・知床岬】約7000平方メートルの太陽光パネルを設置する計画が中止 地元住民が猛反対

【北海道・知床岬】約7000平方メートルの太陽光パネルを設置する計画が中止 地元住民が猛反対

北海道・知床岬で、約7000平方メートルに及ぶ太陽光パネルを設置する計画が立案されていましたが、地元住民の反対により中止となりました。

知床半島の先端部・知床岬では、2022年に発生した観光船沈没事故を受け、漁業者などの安全確保を目的に、携帯電話の基地局と太陽光パネルを整備する計画が進んでいました。

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しかし、生態系への影響を懸念する斜里(しゃり)町民や有識者から、太陽光パネルの設置について反対の声が上がったことを受け、総務省は今月11日の会議で計画中止を発表しました。

この整備計画は、地元自治体などからの要望で進められてきましたが、斜里町から半島先端部での工事見直しを求める意見が出たことで、地元の合意が得られていないとの判断に至りました。

斜里町民の有志でつくる『知床の自然を愛する住民の会』は、反対の意志を示すにあたって約4万8000筆の署名を集めており、会員の一人は「岬の基地局の規模も事業決定まで町民の多くが知らなかった。大切なのは透明性。それがなかった」と話しています。

この結果を受け、ネット上では「あの事故をダシにして、自然破壊しようとした行政は頭悪すぎだし、反対の声が出るのは当たり前」「沈没事故をダシにした利権にしか見えなかったからな、電線を引くだけならともかく巨大なソーラーパネルは自然破壊でしかなかったから」といったコメントが次々と投稿されています。

◯Yahoo!ニュースコメント欄

太陽光発電のリスクがさらに周知され、国民の安全や豊かな自然が守られますことを心から祈ります。

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