記録的な豪雨の影響で、石川県内にある仮設住宅団地の6カ所で床上浸水の被害が発生しましたが、これら仮設住宅のうち4カ所がハザードマップの「浸水想定区域」に設置されていたことが判明しました。
県などによると、床上浸水が確認されている仮設団地は、輪島市5カ所と珠洲市の1カ所で、このうち輪島市の宅田町第2団地、宅田町第3団地、山岸町第2団地、浦上第1団地は「洪水浸水想定区域」に設置されているとのことです。
こうした浸水や土砂災害のリスクがある場所に建設された仮設住宅の団地は、県内に合わせて74か所あり、県はその理由について、「平地が少ないことなどから自治体による用地の確保が難しかった」と説明しています。
現在、豪雨による死者は8人に上り、行方不明となっている人は2人、連絡の取れない安否不明者は5人となっており、捜索が続いています。
また、土砂崩れなどで道路が通行できず、孤立した集落は輪島市で40カ所、珠洲市で14カ所、能登町で2カ所の、あわせて56か所に上り、食糧や飲料などの救援物資がきちんと届いていない状況にあることも分かっています。
22日午後には、輪島市の坂口茂市長が県の災害対策本部員会議にオンライン参加し、ヘリなどで送られてくるはずの物資が届いていないことや、28カ所の避難所に730人の避難者が身を寄せていることを報告し、早急な対処を県に求めました。
ところが石川県の馳浩知事は、この要請に対して「物資が届いていないことに、私もびっくりして聞いた」などと発言、状況を正確に把握していないことが判明しました。
こうした事態を受けて、ネット上では「は?!びっくりした?! びっくりしたのは国民だわ」「震災発生からまだ一年も経過していない中でのこの御発言」「そんな無責任な発言をする知事がいるから、いつまでも能登が立ち直れないのです」「貴方が物資調達・輸送の責任者だろう 届かないのは貴方の怠慢でしかないんだよ」といった批判が殺到しています。
国民の安全を蔑ろにする政治家たちがこの世から一掃され、誰もが安心して暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
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