大阪万博の会場「夢洲」で、メタンガスだけでなく、人体に有害な「硫化水素」や「一酸化炭素」が検出されていることが判明しました。

硫化水素は、産業廃棄物の処分場などで検知されることの多い有毒ガスであり、タマゴが腐ったような強い刺激臭があります。

また、硫化水素は目、皮膚、粘膜を刺激するだけでなく、血液中のヘモグロビンと結びつく力が非常に強いため、体内に入ると酸欠を引き起こし、死に至る恐れがあります。

夢洲一区の東トイレ棟では、最大20.3ppmの硫化水素が検知されましたが、20ppmを超えると気管支炎や肺炎を発症する危険性があるとされています。

さらに夢洲一区では、最大で500ppm超の一酸化炭素が何度も検出されていることが判明しています。

一酸化炭素は無味無臭であるものの、極めて毒性が強く、頭痛、吐き気、耳鳴りなどを起こし、中毒症状が進むと気絶し、死に至ります。

こうして危険な有毒ガスが至る所で検知されているにもかかわらず、万博協会は未だに工事を断行しているため、多くの国民が不信感を募らせています。

国民の安全を第一に考えた誠実な行政が行われますことを心から祈ります。

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