大阪万博で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選ばれていたスカイドライブが、客を乗せて飛ばす商用運航を断念すると発表しました。
「空飛ぶクルマ」は、大阪万博の目玉の一つで、大阪府の吉村知事はこれまで、イベントやメディアに出演するたびに、「関空から大阪湾をひとっ飛びで万博の夢洲会場へ」「普通の人が、自転車に乗るみたいに、空飛ぶクルマに乗ってグルグル回ってるのを、万博でやります!」などと意気込んでいました。
吉村知事
「普通の人が、自転車に乗るみたいに、空飛ぶクルマに乗ってグルグル回ってるのを、万博でやります!」
朝日奈央「ええーーっっ‼︎」 pic.twitter.com/qZsX4KJLw0— Takayoshi Furutani (@harutoaki) June 14, 2024
日本の空を飛ぶのに不可欠な型式証明を取得した機材がゼロの中、地方テレビ行脚で3週間弱前の5月末になってなお「空飛ぶクルマに会場を訪れる方が実際乗れる」と大風呂敷を拡げ国民を騙す恥知らずの #吉村洋文
ウソで視聴者を欺いたのだから、出演したテレビ局全て巡り直して視聴者に謝罪すべきだ https://t.co/LbIL5YWDAC pic.twitter.com/haBkROZyEK— Shoji Kaoru (@Shoji_Kaoru) June 15, 2024
スカイドライブが開発中の機体は、搭載された12基のモーター・ローターで飛行する仕組みとなっており、パイロットを含めて3人が搭乗できる予定でしたが、運行に必要な「耐空証明」の承認を期限内に得ることが難しくなったとのことです。
現在、「空飛ぶクルマ」の運航事業者には、スカイドライブのほか、全日空、日本航空、丸紅が選定されていますが、丸紅もデモ飛行だけを行う方針で、全日空、日本航空は商用飛行を行うかどうかについて「未定」としています。
こうした状況の中、大阪府がコロナ対策のために国から支給された「地方創生臨時交付金」を、空飛ぶクルマのメディアコンテンツ制作に支出していたことが判明し、さらなる波紋を呼んでいます。
また、スカイドライブを含む2社は、「空飛ぶクルマ」の開発費用として計134億円の補助金を国から受けていることが分かっています。
こうして莫大な税金が投じられているにもかかわらず、商用飛行を断念すると報じられたため、「最初からポッケナイナイにしたかったのでは」「何処からどう見ても車じゃないけど…… で誰が懐を肥やしたの」と、ネット上では中抜きを疑う声が上がっています。
一握りの企業を潤すことしか能のない政治家たちが一掃され、国民の益となる真っ当な行政が行われますことを心から祈ります。
◯【税金の無駄遣い】政府、『空飛ぶクルマ』を開発する2社に計134億円を支援 大阪万博での運航に向け
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