近年、通夜や告別式を省き、読経も行わずに火葬だけを行う「直葬」を希望する人が増えています。
「迷惑かけたくない」葬儀せず火葬のみの「直葬」が急増 費用や手間…「家族が満足できれば」（京都新聞） https://t.co/wpYYbb0J3K
— 京都新聞 (@kyoto_np) November 9, 2025
葬儀会社の紹介サイト「葬儀の口コミ」が行ったアンケートによると、直葬を行った経験者512人のうち、「費用を抑えるために選んだ」と答えた人が最も多く、全体の約35％に上り、次いで「故人の意向」「遺族が少ない」「葬儀の時間短縮」との回答が続きました。
かかった費用は「10〜20万円未満」が約28％、「20〜30万円未満」が約20％、「30〜40万円未満」が約14％でしたが、「60万円以上」と答えた人が15％でした。
一方で、「大変後悔」「やや後悔」と答えた人は2割強にとどまり、8割近くの人が後悔していないと答えており、満足度の高さがうかがえます。
また、費用面だけでなく、「誰にも迷惑をかけたくない」との思いから直葬を望む人も増えており、高齢者向けの身元保証サービスを手がける「なごみ終活サポート」の中島恒太郎社長は、「うちに依頼する人は、ほぼ全員が直葬を希望されますが、子供がいる人も少なくないです」と話しています。
同社では、依頼者が病院や高齢者施設に入る際、親族の代わりに身元保証人や緊急連絡先となるほか、死亡後の葬儀や納骨、遺品整理まで引き受けていますが、中島社長によると、当初は未婚や離婚などで頼れる人がいない高齢者を対象に事業を始めたものの、実際には家族のいる利用者も多く、経済的にゆとりのある人も少なくないとのことです。
親族の直葬を経験したことのある女性は、「家族が満足できれば、葬儀の形はどんなものでもいいと思います」と話しています。
一方、京都府内のある僧侶は、直葬の依頼を受けた際、最も“安価な”戒名を付けるよう指示され、白木の位牌をひつぎの上に置いて5分ほど読経をしたあと謝礼を受け取ったとのことで、「身内がちゃんといるのに葬儀をせえへんのか」と驚き、「心を込めて亡き人を見送るという自分の信条と反する。二度と受けない」と話しています。
また、1年間で数件の檀家から直葬を依頼されたそうで、「きちんとした家でも直葬をする世の中になってしまった」と嘆いています。
しかし、日本で広く行われている仏教や神道の儀式は、悪魔崇拝がルーツとなっており、お経や祝詞を唱えても死者の弔いにならないばかりか、葬儀に参列する人にまで霊的な悪影響を及ぼすことになりかねません。
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