能登半島地震の被災地・石川県輪島市で、少なくとも4地区、計257世帯が集団移転を検討していることが判明し、物議を醸しています。 集団移転を検討しているのは、いずれも高齢化と過疎が進む山あいの地区で、これらの地区は地震発生時に一時、孤立状態となっていました。 もともと、輪島市には行政機能などを一定程度集約する「コンパクトシティー」構想があり、国の支援も受けながら構想通りに集団移転を行う予定だと報じられています。 こうした集団移転は、過去にも行われたことがあり、2011年に発生した東日本大震災では約1万2500世帯が集団移転しました。 また新潟県中越地震では、長岡市や小千谷市の自治体が集団移転を実施したとのことですが、過去発生した記録的…